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2008年 08月 10日
久しぶりに映画を観ました。 『 百万円と苦虫女 』 ある事をきっかけに、百万円貯まるたび引越しを繰り返す21才の鈴子。 海へ。山へ。町へ。人との関わりを避けて仕事に没頭しようとするけれど、そうはさせてくれないのが人と人との繋がりで、いつも何かに巻き込まれる。 人の噂に振り回されず、自分で考え行動する鈴子は、はたから見てとても強い女性に見えるけれど、弟へ宛てた手紙の一文が印象的。 『自分の事を強い人間だと思っていました。 でも、そうじゃありませんでした。』 『人は絶対に出会ったら別れる。 でも次に出会うために別れるんだと思う。』 逃げることをやめて前に進みだす鈴子が素敵。 最後もう少しだけ続きが見たい、と思う終わり方もこの映画に合っていてよかった。 ラストで流れる、 原田郁子の『やわらかくて きもちいい風』が 映画に優しい余韻を残します。 ごめんね、 まだ帰れないや 旅を続けなくちゃ 「百万円と苦虫女」 http://nigamushi.com/ #
by petitcoquin
| 2008-08-10 17:57
| 映画
2008年 04月 11日
僕には想像力と記憶がある 重い潜水服から抜け出し 蝶のように飛んでいく 映画『潜水服は蝶の夢を見る』 元ELLEの編集長 ジャン=ドミニク・ボビーの自伝を映画化。 突然の脳梗塞の発作によりロックトインシンドローム(閉じこもり症候群)となり 全身が麻痺し唯一動く左眼の瞬きが、彼のコミュニケーション方法になる。 意識はあるのに体は動かず、言葉も話せないという閉塞感が見事に表現されているのに、湿っぽくならないのがすごい。 それは、色鮮やかな映像とフランス人の明るい皮肉屋精神のおかげかもしれません。 この映画を観て1番思ったのは生きていれば本当にいろんなことがあるけれど、いつだってユーモアは必要ということ。 ユーモアがあれば、たいていのことは笑い飛ばせるから。 「潜水服は蝶の夢を見る」 http://www.chou-no-yume.com/ #
by petitcoquin
| 2008-04-11 11:03
| 映画
2007年 12月 30日
クリスマスにNYへ行って来ました。
NYは『いつか行ってみたい!』と思っていた所の1つです。 今回の旅のメインである『ニューヨーク近代美術館 MoMA』 MoMAは“The Museum of Modern Art”の略称。 MoMAは「ゴッホのように死後、作品が評価されるのでは遅すぎる。同時代の芸術家の活動を応援したい」と、現代美術のために設立された美術館。 私がMoMAを愛する最大の理由が「Architecture and Design」というセクションがあること。 その"Architecture"の中には建築だけでなく、写真、日常用品までもが含まれていて、デザインやポリシーのある作品がパーマネントコレクションに加えられ、MoMAで永久収蔵されます。 美術館や画集の中で眺めるだけではなく、見て触れて毎日使える、そんな日常の中でのアートこそが素晴らしい、と思います。 MoMAのカフェで食べたティラミス。 もちろん食の中にもアートを! そんな毎日が素敵☆ 「MoMA」 http://www.moma.org/ #
by petitcoquin
| 2007-12-30 16:38
| 旅行
2007年 12月 17日
「日本一泣ける4コマ漫画」 を映画化。 父は強盗、夫は元ヤクザ(現在無職)の不幸のどん底ラブ?ストーリー。 今では天然記念物扱い必至の『ちゃぶ台返し』でも主人公幸江の生活の中では日常茶飯事。 食べてる寿司が高いといってはバーン! 醤油のフタがとれたといってはバーン! 赤ちゃんが出来たといってはバーン! 悲壮感なくコミカルに描かれているので思わず笑ってしまいます。 あまりにも勢いよく飛ぶちゃぶ台やおかずに爽快感さえ感じる程。 幸せとは何か?という人生の問いに『幸も不幸もどちらでもいい。』 と幸江がいきつくところに、いろいろと考えさせられるものがありました。 この映画のためり作られた 安藤裕子のテーマソングも 心にじーんと染み込むようで おすすめです。 「自虐の詩」 http://www.jigyaku.com/index.html #
by petitcoquin
| 2007-12-17 22:27
| 映画
2007年 10月 14日
映画「めがね」を観てきました。 ゆるやかに時間が過ぎる環境映画のような印象。 たそがれたい時にぴったりの、スローな映画。 お気に入りは食事シーンの多いところ。 この映画に出てくるごはんはフードスタイリストの飯島奈美さんという方が作られています。 普通だけど丁寧に作られた感じで、とてもおいしそう。 あと、撮影が行われた与論島の海や自然が素晴らしい。 波の音。木々のざわめき。 自分が自由だったことを思い出す。 サクラさんの小さなカキ氷屋。 メニューは「氷金時」だけ。 いつか海辺でカキ氷屋するのもいいなぁ。 なんて。 「めがね」 http://www.megane-movie.com/ #
by petitcoquin
| 2007-10-14 13:12
| 映画
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